壁掛けテレビの金具に関する質問と回答

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壁掛けテレビの金具に関する質問と回答

壁掛けテレビの金具に関するお話です。 壁掛け金具に関する代表的な質問に施工担当者が答えていきます。

金具にはどんな種類がありますか?

大きく分けて、

  • 角度が変えられない「固定式」タイプ
  • 角度が変えられる「可動式」タイプ

との2種類があります。一見すると可動式の方が優れているように思えますが、可動式は部品数がどうしても多くなるため、アームを畳んだ際の出幅(ではば)が目立つのが難点です。対して固定式タイプは角度こそ変えられませんが、テレビの出幅を最小限に抑えることが出来ます。壁掛けテレビで「角度を変えたい」と機能性を重視される方は可動式タイプ、「できるだけ薄く仕上げたい」と見た目を重視される方は固定式を選ばれる傾向があります。

角度固定式金具の例。角度固定式タイプは比較的シンプルな構造のためテレビの出幅を抑えることが出来ます。テレビの出っ張りをなる爆抑えたい方、壁掛けテレビの角度を特に変える必要が無い方に人気です。写真の商品は枠(フレーム)構造の口型ですが、横に細長い一枚板のタイプなどもあります。
角度が変えられる可動式金具の例。写真は上下に角度が変えられるタイプです。可動部などの部品点数が多くなるため、壁掛け時にはそれなりに出幅が目立ちます。隣接するキッチン空もテレビを視聴したい、小さなお子さん向けに時々テレビを下に傾けたいといったお客様から人気です。

メーカー純正金具と汎用金具の違いはなんですか?

壁掛け金具はテレビメーカーが製造・販売しているいわゆるメーカー純正金具と、サードパーティーが出している汎用金具とがあります。メーカー純正金具は、そのテレビのために作られた金具ですから適応すること間違いなし。ただし汎用タイプに比べると仕組みが複雑でコストもかなり割高です。 汎用金具は各社のテレビに広く対応しており、コストも安く抑えられます。種類が多いのも特長で、固定式、可動式など用途によってさまざまなタイプが販売されています。 カトー電器が力説するポイントは「将来テレビを買い替えた際に、その金具は流用できるかどうか?」 汎用金具は比較的問題なく使いまわすことが出来ますが、メーカー純正金具の場合テレビのメーカ、機種が変わると取り付け位置なども問題で金具ごと交換する必要性が出てくる場合があります。純正にこだわられる方はメーカー純正金具を、将来の付け替えまで見越されるのでしたら汎用金具を選ばれるのがおすすめです。

メーカー純正金具の例。写真はパナソニックの純正金具。パナソニックの該当機種には100%問題なく適合します。しかし、他の機種や他社のテレビとの適合は未知数です。将来テレビを買い替えられた際、金具とテレビが適合しない場合は金具本体も壁から抜き取り、新しい金具と交換する必要があります。
DIYで壁掛けをされる方で「どの金具にすればよいか分からない方」はテレビに合った純正金具を選んでおけば問題ありません。量販店でも純正金具をすすめられがちです。
こちらはサードパーティーが出している汎用金具。各社のテレビに広く対応しており、将来テレビを買い替えた場合でも、金具はそのまま流用できる可能性が高いです。各社テレビに対応できるように、多くのねじ穴があけられているのが特徴。ただメーカーや種類が多いため、自分のテレビに合った金具を見つけるのはかなり大変です。なおカトー電器商会ではお客様のリクエストとテレビに合った最適な機種をこちらで選定いたします。

金具よりも難しいコンセント位置

壁掛けテレビでは金具をどれにするかよりも、はるかに難しいのが配線処理です。それもテレビ用のコンセントをどこに作るかは常に大きな課題となっています。壁掛けテレビ用のコンセントは ・テレビで隠れる位置に作る(はみ出てはいけない) ・テレビや金具に干渉してはいけない といったことが求められます。しかし新築案件の場合、壁掛け金具もテレビも決まっていないのに、壁にコンセントが先行して作られてしまうことが多く、「テレビで隠しきれない」「テレビを壁掛けしようとしたらコンセントと干渉してしまう」といったお悩みが数多く寄せられています。 新築で壁掛けテレビを考えている方の中には 「コンセントだけ先に作ってもらって、金具やテレビは後からゆっくり決めよう」 と思っていらっしゃる方もいるようですが、これは順序が逆です。テレビや金具の取り付け位置が決まったあとにコンセントは作るべきであり、コンセントを先に作るべきではありません。

■金具によってコンセント位置が変わります

壁掛け金具にはさまざまな種類があり、形状もまちまちです。私たちが重視するのは壁と接する台座のかたち。壁掛け工事ではこの台座とぶつからない位置にコンセントを作らねばなりません。写真ように台座が口の字状なら口の中もしくは外側にコンセントと、また一の字タイプならばその上か下にコンセントを作ります。これだけでも「金具が決まる前にコンセントを作ってはいけない」理由がお分かりいただけるでしょう。 の、金具を避けてコンセントを作ろうとしても壁内にある間柱(まばしら)や配管とぶつ狩ることが分かり、当初の予定から数cm+数十cm位置をずらすこともあります。テレビの下からコードをそのまま垂らす壁外配線ならこのような心配は不要ですが、見た目の良い壁内配線でコード類を一切見えないようにするのでしたら、かなり計画的な工事手順が必要となります。日曜大工(DIY)でチャレンジをお考えの方はご注意ください。

メーカー純正金具の例。写真はパナソニックの純正金具。パナソニックの該当機種には100%問題なく適合します。しかし、他の機種や他社のテレビとの適合は未知数です。将来テレビを買い替えられた際、金具とテレビが適合しない場合は金具本体も壁から抜き取り、新しい金具と交換する必要があります。
DIYで壁掛けをされる方で「どの金具にすればよいか分からない方」はテレビに合った純正金具を選んでおけば問題ありません。量販店でも純正金具をすすめられがちです。
こちらはサードパーティーが出している汎用金具。各社のテレビに広く対応しており、将来テレビを買い替えた場合でも、金具はそのまま流用できる可能性が高いです。各社テレビに対応できるように、多くのねじ穴があけられているのが特徴。ただメーカーや種類が多いため、自分のテレビに合った金具を見つけるのはかなり大変です。なおカトー電器商会ではお客様のリクエストとテレビに合った最適な機種をこちらで選定いたします。